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住職挨拶

2024年月12月

今までは月が変わる前に打ち込んでいましたが、今回は月初めの坊守の一周忌法要から始まって清掃活動や報恩講法座と続き、それが終わっても法務が続きました。しかも、今年最後の寺報の製作もあって後半はバタバタの毎日。本当に「体が2つほしい」と真剣に考えたほどです。もっとも、何もこのこのことは今に始まったことではなくて1年前(と言うよりも、看病が始まった2年前)からですから、今更愚痴を言ってもどうにもならないのですが・・・。本当に《二人三脚》の生活を続けてきた46年間というものの重みを実感していることです。やっと年賀状も素案を作りましたが、それには「《倶会一処》を信じ、生かされている時間を全力で過ごす」という言葉を入れました。今となっては、愚痴だけでなくてその気持ちで過ごすだけですよね。

2024年月11月

「光陰矢の如し」と言われるように時の経つのは早いもので、今年も11月(霜月)です。そして、直ぐに坊守の一周忌の日がきます。あの日の朝に病院から電話で「痰が絡んで辛そうだから、モルヒネを使っていいか」との確認がありました。勿論こちらとしては「坊守が辛くないようになるなら、それに越したことはない」と答えましたが、その時に「特に変わったことはありますか」と聞いて「特別に問題はない」と聞かされていました。そのために午後から見舞いに行く時も安心していたのに着いた時には呼吸がいつもと違っていて慌てて看護師を呼びましたが、看護師を待っている間に私の目の前で呼吸が静かになっていきました。本当にまるで私の来るのを待っていたように・・・。
その時が遠くないうちに来るという心の準備はしていましたが、やはり47年間という長い時間をともに家族とお寺を支えてきた《半身》とも言える坊守の存在は大きかったですね。今でも「坊守がおられないと寂しいです」と言われるご門徒も多くおられ、 住職としての仕事とともに十分ではないにしても坊守の仕事とともに家事(炊事洗濯等)も何とかこなしつつ過ごしてきましたが、どうしても空いた心の隙間を埋められない1年間でした。

2024年月10月

「もう」と言うか「やっと」と言う方がいいのか分かりませんが、やはり今は「もう」の方が正しい気持ちです。坊守の1ケ月の看病の後にやって来た入院と家からの1ケ月の介護。そして突然にやって来た緊急入院の数日後に私を待っていたかのように目の前で迎えた坊守の往生でしたので、一周忌を1ケ月後にしている今でも心に空いた隙間を埋めることが出来ません。やはり夫婦は《一心同体》の存在なのでしょうね、周りには「うちは坊守が巳年で私が子年なので《婦唱夫随》ですからね」と言って笑っていたのに、坊守のいない今は「糸の切れた凧」にならないようにすることで精一杯です。

2024年月9月

坊守の葬儀から早いもので、もう10ケ月目に入ろうとしています。と言うことは《一周忌》が近づいたということですが、なかなか日程が決まりません。祥月命日のある月は寺院関係にとっては報恩講なども予定されているので多忙なため、「それでは早めに」ということで10月に決めて義母や妹たちに連絡していたのですが、その日がねんりんピックの初日ということをすっかり忘れていました。そのために宿泊場所がどこも取れず、その日を外すと今度は各自に予定が入っているということで、結局《再度検討する》ということに・・・。本当に「皆の予定を合わせる」ということは難しいことですね。そう言えば、学校に勤務していた当時もいろいろな行事日程を決めるのに苦労していたっけ。「喉元過ぎれば・・・」ではないですが、そんなことも忘れていたことがショックです。とにかく、早く決めて連絡しないとダメですね。

2024年月8月

今年も盂蘭盆の月がやって来ました。新型コロナ禍でお参りが出来なかった年を除いて一昨年からまたお参りに出ていますが、去年は盆の直前になって右膝に痛みが出て正座が出来ず、結局(娘が中学生の時に作っていた)折りたたみ椅子を持って回りました。立ち上がる時に膝にかかる負担を軽減するために今年は座高の高い折りたたみ椅子を手に入れましたが、その分だけ重い!それでも何とかお参りするつもりですが、年齢を考えてもあと何年出来るか心配です。買物程度の運転は出来ても、 1日に数10軒も回るのに必要な運転能力と体力の有無が必要ですからね。いくら読経は出来てもその運転が出来なければ回れなくなるのも必然。そう考えると、出来てもせいぜいあと数年というところでしょうか。先代(亡父)も 今の私の歳の時には既に私に一任していたのですから、それを考えても「最大2~3年」というところでしょうね。気力よりも体力の限界の方が先に来そうです。

2023年月7月

 もう早いもので7月です。1年は12ケ月ですから今年も後半に突入するというわけですが、5月頃から続いた夏日と遅れてやって来た梅雨で体調の管理が困難になりましたが、最も大きな原因は何と言っても《半身》とも言うべき坊守の往生によって生じた肉体的多忙と精神的虚脱感のアンバランスでしょう。人から何かにつけて(坊守のいない生活を)心配されていますが、それでも「大丈夫です。食事もちゃんと自分で作って食べていますし・・・」と言うより他はなかったこの半年でしたが、よく考えると食事の時間や寝る時間(当然に起床時間も)が今までよりも早まっています。なにしろ余計なことを考えないようにと思って新しい仕事を早め早めに考えて動く日々ですから、することがなくなるとやはり時間を持て余すのですよね。それでも2人でしていた仕事が私1人の背にかかってきているので、「あぁ、これもしないといけないんだった」と気づいて慌てることばかりです。本当に坊守の存在の大きさを実感するとともに、「(往生が)早すぎるだろ!」と写真にグチを言い続けていることです。

2023年月6月

「5月なのに夏日か」と連日の気温差でさすがに体調管理の困難さを知り、いつもならしまい込んでいるはずのベストを取り出して着ていました。特に背中の冷えが厳しくて我慢できなくなりましたが、5月でも「掘り炬燵がないと膝が痛んで仕方がない」と言っていた亡父の気持ちが分かるようになりました。まぁ、私も歳をとったということなのでしょうね。72歳で突然に往生した母の後を追うように1年と1日後に78歳で往生した父。その歳まで私はあと2年という年齢になったのですから・・・。
今日、義母から坊守と子ども達が写っている写真をたくさん(菓子箱にあふれるほど)送ってもらいましたが、笑いながら子ども達と一緒に遊んでいる坊守の姿を見ると懐かしさとともに母を見送った父の気持ちが今更ながら痛いほど伝わって来たことです。

2023年月5月

「弥生」の言葉とは裏腹に4月は夏日で体調の管理が辛かった日も多く、新聞の運勢欄に「体調管理に注意」という言葉が多く見られました。妻の往生の後は炊事・洗濯も「自分のことは自分で」ということで当然に私の仕事になりましたが、それでも子どもの頃から亡母に「男でも最低のことはしなさい」と言われておにぎりの作り方から靴下の縫い直しなども鍛えられた(?)こともあり、それほど苦にはなりません。大抵の物は買いに出ればいいだけですし、揚げ物は火の管理が大変なのでやりませんが、味噌汁は栄養管理からも毎日作るようにしています。もっとも、味噌の量は目分量ですので「今日は少し辛いなぁ」ということは何度もありますがね。それでも、やっぱり坊守の味が懐かしいことです。

2024年月4月

昨年の11月に往生しました坊守の納骨法要を「桜の咲く時に皆を呼んで賑やかにしてやろう」と計画し、3月28日に無事に勤めることが出来ました。残念ながら寒暖の差が厳しい日が続いたために桜は開花しませんでしたが、納骨の翌日に開花宣言がでるなど、残念なこともありましたが・・・。
しかし、「出会ったからこそ別れもある」ことは釈尊の《縁起》の教えのとおりに事実ですが、その教えでいけば「今回の別れがあるからこそまた逢える」ことも確かです。今はその教えを胸に日々を頑張って生きさせていただくだけです。

2024年月3月

今年は正月早々から大地震の発生がありましたが、2ケ月経った今でも復興は日の目を見ていません。それなのに大阪万博では費用が倍増の上に倍増し、しかも今度は集中方式でするはずの空冷設備の設置を一部に認めたり、トイレの設置に1ケ所2億円との予算等々最初の説明もなし崩しになっています。そして、それに加えて政界で明らかになった裏金問題に対して納税の責任もないままに数千万~数億円が個人の懐に。岸田総理はそんな中でも国民には「ちゃんと届け出をして、税金を納入してください」との発言。《#⃣ 納税届け出拒否》という国民の怒りは「どこ吹く風」の総理も含めて、もはや政治《家》ではなく政治《屋》になり下った者達を辞めさせるには投票権以外に「拒否権」も制定してほしいですね。

2024年月2月

新年を迎えて家族が揃い、楽しい元旦を過ごすはずが突然の地震によってすべてを奪われるという悲しみで始まった今年でしたが、今なおその被害は収まることなく、水道も道路も復旧されていません。そんな中でも政治家はキャッシュバックで懐を肥やすことしか考えず、「被災地の復興に万博の影響はない」とまで言い切る始末。翌日の羽田における日航機と海保の衝突という本来なら絶対に有り得ないはずの事故も起こるなど、暗澹たる日本の生来を暗示するかのような今年のスタートとなりました。一体、日本はどうなっていくのでしょうね。

2024年月1月

今年は干支でいえば《甲辰》。干支とは本来「10干12支」を指す言葉であり、その最初に来るものが《甲子》で、合計60通りの組み合わせが出来ることから元の組み合わせに戻ることを《還暦》と言って、60歳になる人に対して使われています。
ところで、この《甲子》が甲子園という名称になっていますが、この年に出来たということからつけられたものです。そして今年の「辰」は龍であって「ぐんぐん上昇する」ことを表すそうですから、今年は是非ともいい方向に上昇してほしいものですが、決して政界の還付問題やジャニーズの性被害問題のような《悪》がのさばらない年になってほしいものです。当寺としても去年は大切な人との別れもありましたし・・・。

2023年月12月

10月末に緊急入院した坊守が11月4日に往生しました。前日まで子ども達と話をしており、当日の午前中には医者から「特別なことはありません」と言われていたのに、その午後に見舞いに行った私の前で静かに息を止めました。本当に信じられないほど急なことだったので息子もやっと最後の瞬間に逢えただけでしたし、総代会を数日後に開くように連絡を取っていた時でしたので、その数時間後には「すみませんが、今日集まってください」という連絡に代わりました。しかし、一番信じられなかったのは坊守の母だったでしょう。なにしろ当日の朝にも状態を聞く電話があり、「娘が昨日も話をしていたし、医者も大丈夫だと言っているから、心配ないですよ」と伝えたその数時間後に一人娘の往生の報を聞くのですから。90歳を超えた体で通夜と葬儀に参列して弔問客にも気丈に挨拶をしていましたが、やはり1人になると布団に顔を埋めているのを見ると、何も言えませんでした。私自身は住職としての立場上感情を表に出すことが出来ずに挨拶も涙をこらえて語るだけでしたが、坊守は私にとっても半身そのものでしたから、今も辛いです。本当に、思い切り涙を流して泣ける人がうらやましいことです。
そんな11月も終わり、今度は満中陰の準備です。


2023年月11月

7月から悩みの種である右膝の痛みは10月も収まらず、結局「職業病ですから」という一言で正座から椅子に替えることを納得していただきました。ただ、以前から本堂での法要に椅子を使っていたのはいいのですが、問題はご門徒宅にお参りさせていただく時。殆どのお宅では座布団が出されていますがそれに座ることも出来ず、結局は持参した折りたたみ椅子を(座布団をお断りしてから)使用しています。まったく正座が出来なくなるということを考えもしていなかったので、8月からの3ケ月は大慌てでしたね。そのこともあって10月30日~31日に予定していた念仏奉仕団体旅行も中止。なにしろ私がそんな状態でしたから旅行会社との打ち合わせをする余裕がなかったですし、肝心の担当者も入院していたのでまとめることも出来なかったという理由もあったということです。私の年齢から「最後の団体旅行」と銘打っていましたので残念ですが、これもしかたないですよね。せめて11月は何も問題がない月になってほしいものです。

2023年月10月

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言われますが、その彼岸が過ぎてもまだ30度近い気温が続いています。一体いつになったら衣替えが出来るのかと思いますが、それでも10月になっても夏物(合物)が続くのはダメでしょう。
と言うことで、早速に夏物はいい加減に洗濯に出して1日の法務には冬物の衣の登場です。とはいえ、まだその準備も何もしていないのですが、冬物を着た姿を想像しただけでもゾッとします。
ところで、彼岸を迎える準備として境内の草取りをしましたが、猛暑に抵抗するかのように根を深く張って地面にしがみついているために抜ききれなかった場所もあるのが心残りです。もっとも、国会だけでなく市や県にも椅子にしがみついている人達が多いのは、実に情けないですね。特に会計をごまかしていても「訂正します」でおとがめなしになる国会議員 (普通の会社では直ぐにクビですがねぇ)の姿は・・・

2023年月9月

8月は4年振りに例年通りのお盆まいりがありましたが、それ以外に特筆すべきはなんと言っても台風7号による被害でしょう。
15日は降雨の中をお参りさせていただきましたが、その夕方に予定していた盆法要には当然に参詣者がない中で副住職と2人だけで勤めることになりました。また、右膝を痛めて正座が出来なかったので、盆参りには折りたたみ椅子を持参してのお参りになりましたが・・・。ただ、15日にするはずの花火大会も雨で一度は20日に延期と決まりましたが、肝心の会場となっている千代川の土手が増水した水ですべてだめになり、結局中止となりました。
処理水の放出による訳の分からない中国からの非難電話に加えて国内ではガソリン代が恐ろしいほどの値上げになるなど、政府の対応が的確であれば何とでもなるものも多いのでしょうが、実に歯がゆいことの多い8月でしたね。

2023年月8月

猛暑続きの7月下旬でしたが、この猛暑は世界的な現象のようで、遂に国連でも「地球温暖化は終わって、地球沸騰化に突入した」と驚くべき発表をしました。子どもの頃は蝉の声を聞くと虫採り網を持って飛び出していったものでしたが、最近は一日も早く虫の声が聞こえないかと待ち望んでいる状態です。本当にこの暑さは《猛暑》ではなく《酷暑》ですよね。

2023年月7月

とうとう今年も半分が過ぎました。前半は新型コロナが2類から5類に引き下げられ、マスクの着用も自由になって国内だけでなくインバウンドの急激な増加も起こりました。しかし、世間では政府による強圧的な指導によるマイナンバーカードの普及で誤作動や他人との紐つけ等のミスが連発しています。しかも、政府は自治体に対して「後はお前達で何とかしろ」的な《丸投げ》状態。高止まりどころか止まることのない値上げ攻勢に加えて連日の高気温と突発的な豪雨による洪水や土砂崩れ等も起こり、国民の多くが参っています。今や《老害》としか思えない(80歳を過ぎても議員席に居座っている)議員達を含めて、半年過ぎても生活苦から抜け出せない国民に対してその長年積み重ねた知識と人脈を生かしてほしいものです。
あと1ケ月するとお盆がきますが、こんな世の中を見たらご先祖達はどう思うでしょうねぇ。

2023年月6月

4月は桜で5月は牡丹や藤の花が話題になりましたが、当寺の隣の公園では錦ウツギの花が満開になっていました。そして早くも6月ですが、6月とくればバラから何と言っても紫陽花が話題になりそうです。
しかし、紫陽花から連想されるものは梅雨ですが、今年は例年よりも8日、去年と比べると2週間も早く梅雨に入ったとのこと。今年は4月から既に夏日になるなど異常気象が繰り返されましたが、入梅の早いこともそのことが原因かもしれませんね。
ただ、今から20度~30度という最高気温が予報されると、真夏になると《猛暑》でなくて《酷暑》になるのではないかと心配です。なにしろ、コロナが2類から5類に引き下げられたことで今年から盆参りも例年通りにするつもりですから、「体力が持つだろうか?」と、今から不安になることしきりです。

2023年月5月

世間ではGWウィークとマスクの着脱が自由になったことに加えてコロナの5類への移行(5月8日から)もあり、観光客も自由に動くことが出来るようになってインバウンドも増加しつつあるとのこと。
随分前ですが、職業分類で寺院は《サービス業》だと聞いたことがあります。つまり、「他人が暇な時には逆に多忙になる職業」とも言える職種とのこと。(私は宗教活動が《職業》とは思っていませんが・・・)やはり多くの家がご法事を勤められる場合に「皆が集まりやすい」ということで土日・祝日を希望されることが多いのも事実ですから、この期間は寺院も多忙です。もっとも、近年はお寺参りよりも家族旅行を重要視されるところが増えているのか、それほど多忙ではなくなりましたがね。
しかし、この連休疲れが原因かどうかは分かりませんが、『5月病』という言葉もあります。くれくれも疲れを残さない程度にした方がいいですね。

2023年月4月

いよいよ4月。新生活にスタートする人も多いことでしょうが、あまり張り切りすぎて空回りしないようにしてほしいものです。そうでないと次にやってくるのは「5月病」ですからね。
もっとも「はりきる」姿勢は勿論必要なことですが、新生活に絶対に忘れてはならないのが《ホウレンソウ》だということは耳が痛くなるほど聞かされているはずですから、絶対にそれだけは忘れないでください。
そしてもう一つ大切なことは、18歳になったら親の了解なしにいろいろな契約が出来まるようになりましたが、何も考えずにお金を借りたり品物を契約するととんでもないことになるということも忘れないでほしいものです。
実際に、金銭感覚が鈍くなって借金を繰り返した爲に《借金地獄》に落ちたという若者のことをTVでも放映していましたからね。

2023年月3月

3年間も続いたコロナ禍のせいでマスク着用も長引き、入学から卒業まで同級生と大声で話したり顔を見ることがなかった学校生活を迎えた人も多かったのではなかったでしょうか。それでもやっと第8波も収まりつつあり、やっとマスク生活から解放されようとしています。もっとも「まだ(怖いから)着けていたい」という人も多く、当分はマスクを手放せない時間が続きそうですが・・・。
3月は旧暦で『弥生』と言い、「さぁ、苗が芽を出すぞ」という意味だそうです。梅から桃に、そして半月後には桜の季節がやって来ます。今月の掲示板には「花と同じく、人もそれぞれ個性がある」と書きましたが、《個性》が本当に《個性》として認められる時はやって来るのでしょうか?総理の国会での答弁を聞いていると不安が消えませんね。

2023年月2月

年末から年始にかけて豪雪の予報が出ていましたが全く降らず、月末になってから連日のように降雪に見舞われました。と言っても《雪国》の鳥取育ちですから最初はそれほど多いとも思わなかったのですが、折角あけた駐車場も翌日にまたもや15㎝積もると前日の分も含めて25㎝超え。もう境内だけで他まで除雪する元気はありません。
そんな1月から2月に変わろうとしています。2月は節分もあって春間近かに感じられますが、旧暦では《如月》と呼ばれ、「あまりの寒さに衣を更に重ねて着る月」と呼ばれています。もう豪雪は遠慮したいのですがねぇ。

2023年1月

去年は国内だけでなく世界的にも何かと世間を騒がせた1年間でしたが、今年はせめて静かに迎えたいものです。しかし卯年ですからピョンヒョンと飛び跳ねるイメージもあります。嬉しくて飛び跳ねるのなら大歓迎ですが、驚いて飛び跳ねるのは可勘弁してほしいものですね。

2022年月12月

今年はご門徒の強い希望とコロナ禍も少し収まったとの思いから、3年振りの盆参りをいたしました。もっとも、途中で足首をねんざしてしまいましたが、久しぶりにお会い出来たことは嬉しい限りです。
ところで、安倍元総理の暗殺とそれに続く旧・統一教会問題で政界は混乱に陥った後半でしたが、年末を目前にした今でもゴタゴタしています。それに加えてロシアによるウクライナへの侵攻が元となって起こった未だかつて経験したことのない円安で国民の生活も厳しくなりましたが、防衛費の増額を声高に言っています。
こんなことで無事に今年も終えることが出来るのでしょうか?

2022年11月

「秋の日はつるべ落とし」とは言いますが、10月は急激な気温低下と温暖な日とが交互にやってきたたような1ケ月でした。いつ《衣替え》をしたらいいのか悩んでいた初旬でしたが中頃を過ぎた当たりから気温の降下が起こって寒くなり、下旬には暖房の必要性がひしひしと感じられるようになり・・・。そんな中で今年も余すところ2ケ月で、報恩講法座も勤められます。今月も頑張ってHP欄を書きますので、よろしくお願いします。

2022年月10月

コロナ禍と安倍元総理の国葬にからんだ旧統一教会問題に加えて「英国の母」と言われたエリザベス女王の葬儀で右往左往の9月後半となりましたが、いよいよ10月。
今年も残すところ3ケ月。旧暦では既に冬に入ったわけですが、秋風で爽やかになるはずの10月も残暑が居座っているので、一体いつになったら《衣替え》が出来るのかと悩んでいます。
それでも何とか白衣と布袍だけは合物を出しておきましたが、汗をかいても夏物と違って簡単には洗濯にまわすわけにもいかないので、これも悩みどころです。



2022年月9月

盆が過ぎても猛暑とコロナ禍は過ぎ去ることなく、いつになったら「残暑見舞い」という言葉から離れられるのか分かりませんが、確実に秋の気配は近づいています。窓を開ければ聞こえてくる虫の音がそのトップバッターでしょう。
お盆中はこの音を心待ちしていましたが、やはり耳に心地よく響いていいものですね。
しかし、長月を迎えようとする直前になって台風11号が秋雨前線を引っ張ってきました。外国では国の2/3近くが水没するほどの豪雨ということですし、日本でも東北から北海道にかけて大雨と強風の警報が出ています。
やはり9月は《野分》よりも《名月》の方が合っていると思いますが・・・。

2022年月8月

先月から急激にオミクロンBA5という変異株が猛威を振るい、東京では初の1日4万人超という日もありました。当然に鳥取でも御多分に漏れず《記録更新》の日が続いていますが、デルタ株の時とは何か人々の気持ちに変化が見られます。
これが《気の緩み》にならなければいいのですが・・・。私自身も4回目の接種が8月5日になっていますので、当日は必ず行くつもりです。
ところで、今年は3年振りに盆参りをすることにしていますが、いろいろな理由で「今年のお参りを遠慮します」という方も何人があります。これは仕方のないことですが、もっと肝心なのは、「この猛暑で私の体力がもつのか」ということではないでしょうか?
まぁ、待っておられる方もあるのですから、十分に注意しながら勤めさせていただきます。

2022年月7月

梅雨入りも分からなかったのに、梅雨らしさがまったくないままにいつの間にか梅雨明け。しかも、梅雨がないはずの北海道で大雨による洪水が起こるなど、本当に地球も狂ってしまったかと思わせた猛暑の連続の6月でした。
しかし、文月初旬には《戻り梅雨》の様子を秘めています。これですこしは涼しくなってくれるのかと期待したいのですが、多分ダメでしょうね。おまけにコロナウィルスにまた新しい変異株が現れ、《第7波》の様子を示しているとの報告もあり、値上げ攻勢と猛暑・酷暑も加わってダブルというよりもトリプルパンチになりそうな7月です。

2022年月6月

旧暦では『水無月』でも新暦では梅雨に突入する月。今年もジメジメしたうっとうしい時期が始まるわけですが、この雨がなければ稲だけでなく植物全体が困ってしまいます。
「水一滴は命の源」という言葉が実際に当てはまるわけですが、どうもこの時期は苦手です。とにかく《衣替え》をして少しでも涼しくなるようにしたいものですが、現実には
法衣はテトロンなどの化学製品ですから見た目には薄くて涼しそうですが、実際は風は通さないので暑いことこの上ないです。それでも7月には永代経法座も控えてしますので、
気分を引き締めて頑張るだけですね。

2022年月5月

『歳時記』では春は1月から3月までで、4月からは夏になっています。今年はその4月で既に28度近い気温になるなど訳の分からない日が続きましたが、暦ではその4月が終わっていよいよ5月。薫風かぐわしい皐月の到来です。
新しい生活が始まった人には《五月病》という言葉が気になることでしょうが、誰でも初めての新生活には心身共に疲れが残るものです。そんな時には、新緑のみずみずしい空気を胸いっぱいに吸い込んでみたらどうでしょうか?同じ時を過ごしてきた《先輩》としての忠告です。

2022年4月

相変わらずコロナ禍が続いています。3月からは新しくBA2というステルスオミクロン株が登場してからは、減少傾向にあったものが今度は微増になつりりあります。そんな中で食品や日用品の値上げラッシュとともに『18才成人』がいよいよ正式に効力を発効します。現実には現・高校生達にとってはいろいろと問題があるようですがね。もっとも、世界的にはウクナイナ問題の方が重要です。アメリカとNATOの態度が《逃げ腰》との評判もあったりしてロシアが停戦にまでしない現状ですが、民間施設の爆撃による多数の死者(子どもも含めて)が出ていて、一日も早い平和な生活を渇望します。

2022年3月

昨年末から始まった降雪が1月だけでなく2月になっても続き、何度となく除雪機のお世話になりました。なにしろ玄関だけでなく納骨堂までは絶対に道を開けておくことが必要ですので、真っ先に境内の除雪が大切です。ただ、道路の除雪が進むのはありがたいことですが、 山門下だけでなく駐車場の前にもデンと居座っている除雪車の置き土産が壁になり、除雪機を中に入れるのも困難。結局はお参りの方には申し訳なかったのですが、 いつも境内だけの除雪が中心となって駐車場は後回しでした。しかし、今年も弥生になりました。春の息吹を受けて少しずつ暖かい日がやってくることでしょう。

2022年2月


 早くも睦月が過ぎました。「1年の最初にあたり、今年は家族一同がそろって仲良く過ごしましょう」という意味を持つ『睦月』でしたが、結局はオミクロンの拡大による《濃厚接触者》によって仕事にも行けず、友達とも会えず、ただ画面だけを眺めてのリモートで過ぎてしまった人も多いのではないでしょうか。しかも《濃厚接触者》になると家族が治癒してから更に10日(7日に短縮されるそうですが)も余計に《隔離状態》が続くわけですから、結局は「何も出来なかった1ケ月」になった人もあったことでしょう。このコロナ禍によって「いくら威張っても、人間の出来ることはしれている」という真実がつきつめられたということなのでしょうかねぇ。

2022年月1月

 昨年はデルタ株で右往左往しましたが、年末になって新しいオミクロンという新型変異種が登場し、第6波の襲来が心配される事です。しかし、そのような中にも時間は経ち、令和4年になりました。鳥取の賀露神社ではどこでもある狛犬ではなくて虎がデンと居座っています。今年は寅年。12支では同じ「トラ」でも《虎》ではなくて《寅》と表記しますが、どちらにしても今年は雄々しくコロナ禍に立ち向かってほしいものですね。

2021年12月

 今年もいよいよ1ヶ月となりました。今年は50年振りの東京オリンピックがあったとは言え、振り返ってみれば新型コロナ禍の拡大と緊急事態宣言で右往左往の1年となりましたので、せめて「終わりよければすべてよし」の言葉どおりに最後の1ケ月を過ごしたいものです。しかし、新しいオミクロン株が世界に蔓延しつつある現在、安心してはいられないのかもしれないですね。

2021年11月

 去年の7月頃には陽性者が少なく、盆前になって「5名になった」と大騒ぎしていたのが、今では1600名超。それも変異株による拡大で、とうとう県独自の『感染防止緊急宣言』が出るなどした今年でしたが、今は何とか収まっています。今後の問題は《第6波》の襲来がこの冬にあるか否かです。
 もういい加減に《マスク生活》から脱出したいのですが、今しばらくは「気を緩めないように」との指示名従うべきなのでしょうね。

2022年月1月

 去年は新型コロナウィルスのデルタ株の拡大にによって自粛自粛の連続となり、オリンピックは強行実施されたものの本当に右往左往の1年でした。そしてやっと落ち着いたと思った途端にまたしてもオミクロンという変異株が登場し、第6波が心配されることです。
そんな中に新しい年を迎えたわけですが、12支では同じ《トラ》でも《虎》ではなくて《寅》と書きます。鳥取市の賀露神社には狛犬ではなくて寅がデンと居座っていますが、今年は是非とも虎の力でコロナ禍を退治してほしいものですね。

2021年10月

 9月はデルタ株による新型コロナ禍の拡大から始まり、月末には新総裁の選出でバタバタの1ケ月でした。新総裁の方は予見通りの結果(と言うよりも、3Aの復権)でしたので今後の流れも予想できます。「今冬は 大雪」との予報が出ていますが、国民の気持ちも新総裁に対する高揚感などが湧くこともなく、「冷え切った」ものになるとの予想ですね。

過去の住職挨拶

 8月はなんと言っても国民の大多数が中止を求めていたオリ・パラの強行開催と、全国的なデルタ株の急激な拡大が重大ニュåースになることでしょう。その中には鳥取も御他聞に漏れずクラスターの発生による 知事の《デルタ株拡大緊急事態宣言》で時短営業の要請もあり、「『We Love 鳥取』の停止」と「県外への移動自粛」という事態に陥ったことでしょう。そのために予定していた盆参りも2年続けて本堂での盆法要になりましたが、その8月も終わりました。さあ、9月はどうなるのでしょうかねぇ。

 7月は全国一陽性者が少ないということを誇っていた鳥取県でしたが、20日を過ぎてから西部を中心にデルタ株のコロナ患者が急激に広がり、ついに東部にも広がってきました。そのために27日に『デルタ株感染防止緊急宣言』なるものが全県下に発令され、とうとう「今年はお参りします」と言っていた盆参りも急遽中止に。
おかげで月末はその連絡のための文書や発送用封筒(県内の全門徒へ)の作成と封筒詰めでてんやわんやです。それでも2日間で完成させ、今朝は投函に局まで直行です。7月もまだ2日残っていますが8月に入るとお盆以外に塀の工事も入りますので、とにかく「出来ることは早めに片付ける」ことをモットーに、この欄も早めに書いています。
 
 6月も終わろうとした日に一挙に11人の陽性が出て、その中の7人はデルタ株とのこと。28日間も0人を続けてきた鳥取県は「鳥取は旅行に行っても大丈夫」 と言われたほどなのに、とうとう東京と同じように第5波に突入でしょうか?
今月から8月にかけては何らかと多忙なのに、これではまたご法義の伝道も困難になりそうです。

 あれほど目にしていたアマビエの姿を最近は殆ど見なくなったからでしょうか?菅総理を初めとして組織委員会の面々だけでなく小池知事もオリ・パラの強行開催に必死になっています。「密を避けろ」「人流を避けろ」と言いながらオリンピックのために国民の声も生命さえも見ようとしていない姿に日本だけでなく世界中からバッシングを受けていますが、それでも「何が何でもオリンピック」というのは、まるで何かにとりつかれたかのような姿です。これでも本当に昭和39年の時のような「オリンピックは素晴らしい」という称讃の声が高まると信じているのでしょうか?そして、何かあった時に誰が責任を持つのでしょうか?「オリンピックが開催できる条件を具体的に明示してほしい」というメディアの質問にもまともに答えられない総理なのです。

 「新型コロナ禍にも慣れた」と言ったら大変なことですが、都会での若者の動きを見ているとそう感じざるを得ません。しかし、今や《変異株》なるものも現れ、しかもそれが圧倒的に増加しているのが実情です。そんな中でも相変わらず「オリ・パラ開催」「聖火リレー」を叫んでいる組織委員会と菅総理ですから、頭の中には《国民の生命》という言葉のカケラもないのでしょうね。こんな人たちに人生を委ねている私たちの将来はどうなるのでしょうか?五月の空に舞う鯉のぼりのようにこれから先の人生を悠々と舞うことが出来るのでしょうか?

 新型コロナの変異株が鳥取にも入ってきました。上を見れば満開の桜並木ですが、ホッとした気分になれないのはやはりへ院株のせいでしょうか。今月は65歳以上の高齢者にワクチン接種の連絡が届くことになっていますが、主治医の方にも医療従事者の接種案内が届いていないとのこと。こんなことも重なって気分が明るくならないのかもしれませんね。新しい気分で迎えるはずの4月ですが、オリ・パラも強制的に開催されそうな今年の夏は盆参りが無事に出来るのでしょうか?

 オリンピックは去年の予定でしたので、今年は《うるう年》ではありません。そのため、新しい月に移る時には1~2日前から更新作業に入るのですが、2月は28日だったせいもあってバタバタです。掲示板だけは既に書き上げていたので安心していたら、この項目のことをすっかり忘れていました。

 今月はオリンピックの開催に対するいくつかの決定がなされるとか。コロナ禍で自粛自粛の日々でオリ・パラにはほとんど関心を失っている中での強行開催には反対です。政府の最重点課題は、絶対にコロナの沈静ですよね。
 
 1月は突然の大雪と一緒にやってきた新型コロナの陽性者の拡大で明け暮れましたが、1月末には11都道府県の緊急事態宣言の後を追うように米子市内と鳥取市内の飲食店でもクラスターが発生というニュース。一体いつになったら安心して外出できるのでしょうか?
どうも、2月もこんなグチばかりが出そうな月になりそうですね。

 12月になってから連続して陽性患者が発生して100名を超えるなどコロナ禍で明け暮れた令和2年でしたが、果たして今年はどうなることでしょうか。「令和3年には延期した東京オリンピックを開催する」と強行に発言している菅総理ですが、平井知事の言を借りれば「水道の蛇口から垂れ流ししているように、東京から患者が地方に流れ出ている」状態が続けば、それこそ『一寸先は闇』ですよ。
そんな令和3年ですが『独り言』は頑張って続けますので、よろしくお願いします。
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