住職挨拶 2018年

ボクシング協会に続いてまたも女子の水球が問題発生ですが、今度は女子体操競技にパワハラ問題が浮上しました。しかもトップに居座るのがあの有名な塚原選手夫妻とくれば、一体私たちは何に夢と希望を持てばいいのでしょうか。体操競技の新種目にも名前が残っている《塚原》選手による次世代を担う18歳の選手に対するパワハラ問題。「あの人が役員になったときから、誰も何も言えなくなった」ということですが、次は一体何に問題が出るのでしょうか。障害者支援を強く民間企業に指示していた中央省庁自身が数千人もの雇用数をごまかしていたなど、もう誰も信用できない国になってしまいました。

官僚のセクハラ発言や日大アメフト部に加えて、7月も終わりになってからボクシング連盟による不祥事とそれに対する告発が出ました。7月は大雨による洪水や土砂崩れで日本各地が壊滅的な打撃を受けている中で実施された自民党によるあきれた懇親会の写真発表に、自民党女性議員の「LBGTは《製産性がない。そんなものに税金を出すのは無駄》」との発言と「この意見については諸先輩も応援している」との態度。まさに《一強独裁政治》の弊害が表面化している姿です。しかも、「総理は2選まで」を強引に覆して3選まで許し、「阿倍総理の元に」と続々と集まる議員達。某メディアでは彼らのことをゾンビと言っていましたが、そんな中で9月の総裁選に1人孤独な戦いを挑んでいる石破議員は、風車に立ち向かうドン・キホーテなのでしょうか?もっとも、それまでに私には《盆参り》という大敵がひかえていますが・・・。
6月は少しでもいいこととがあるかと思っていました。サッカーW杯では下馬評を覆して決勝進出しましたが、最終戦の後味の悪さは残念です。せめて第一回戦のベルギーに勝ってほしいものですね。
7月は当寺も永代経や納骨堂の清掃等も計画されていて多忙ですが、私の方は治療も月末で終わります。元気な身体で来月の盆参りに向かいたいものです。
4月は官僚のセクハラ問題一色でしたが、5月は日大アメフト部の問題で明け暮れました。特に、相手選手へのルールを無視したタックルとそれを実行した選手の謝罪会見の内容が監督とコーチ陣のものと全く逆であり、そこからアメフト名門である日大の監督とコーチの暴力的指導が表に出て、ついに関東学生連盟による「除名」「永久追放」という結果になりました。その中で唯一ホッとできたものは、加害者である学生とその被害者である相手選手、そして日大アメフト部員の潔さでした。
しかし、20歳そこそこの学生の潔さに比して大人達の「保身」による汚さにはあきれることを通り越して憤りしかわいてきません。大臣を初めとする閣僚の態度も同様ですが・・・。6月は、こんな人たちを雨が流し去ってほしいものですね。

4月30日のテレビでは「平成も残り1年になりました。新元号は来年の2月に発表されるようです」と報道されていましたが、《平成》という元号にふさわしい30年間かと言えば、最後になってからどんどんと出てきた政府関係者の傲慢さと「内強外弱」的な態度のために悪いイメージしか残らなかったように思います。おまけに、国技である相撲界の醜聞と《女性蔑視》が財務省官僚トップの態度(セクハラ発言)とともに世界に恥をさらした4月でした。
誰もが新しい人生のスタートを迎える4月でしたが、後から見直したときに「さぁ~、どうだったかなぁ」になってほしくないですね。

今までの4月は「ランドセルを背負った子どもが桜舞う中を登校する」光景が思い出されましたが、今年は開花が早くて「桜舞う」どころではなく「桜散る」姿になっています。元来、桜の蕾は夏に作られ、秋から冬にかけて《冬眠状態》になるのだそうです。そして、1月から2月の厳寒で開花準備に入り、暖かくなるにしたがって開花するとのことです。今年は彼岸の中日に大雪になった所もあるなど寒さが厳しかったのにその後は急に15度以上になったこともあって開花が急激になったとのことでした。ですから、逆に《暖冬》になれば蕾が目を覚まさなくなるので、開花しないものも出てくるのだそうです。
自然は人間の思いのままにはならないのですよね。
何年も前に「12ケ月の旧名の意味は何だろう」と思って調べたことがありましたが、それによると《弥生》というのは《いや生い》がなまったものだということでした。「いや」というのは「あぁ」とか「さぁ」という感動を表わす言葉であり、「生い」とは「生える」こと。つまり、今まで凍えた土の下で眠っていた若芽が春の暖かさを受けて一斉に芽吹く姿に感動するという意味だそうです。木々の芽もふくらみ、もう少ししたら桃や桜やこぶしや木蓮たちが一斉に花開く、その一番最初の芽吹きを意味する《いや生い=弥生》になりました。あれほど一面が真っ白であった境内も、今は代わりに赤い椿が散り敷かれています。今年も春になったのですよね。
「光陰矢の如し」という言葉がありますが、本当に時の経つのは早いものですね。ついこの前に年が改まったと思ったら、もう2月になりました。1月は元旦会から始まって何かと多忙でしたが、振り返ってみると、特別研修会の案内文印刷や宅配の依頼等で走り回ったりと、法務に加えていろいろと振り回されていたように思います。今月末には検査入院が控えていますし、今月も何やかやと忙しい月になりそうです。
「平成生まれの子どもが入学してくる」と高校教員時代に話題になりましたが、その子ども達も今では父親・母親になっているものも大勢います。《30年》という時間は考えればそれほど長いものなのですが、その平成も1月から12月まで全部揃っているのは今年だけです。今までは天皇の崩御と元号の改定が一緒でしたが、平成天皇は「退位」という形を取られることになりました。私も昭和48年に継職してから現在まで40年も勤めてきましたので、天皇として勤められた時間の長さと苦労がよく分かります。平成天皇もお疲れでしょうが、今しばらく《象徴》として元気なお姿を見させてください。
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